すばらしい雲、夜の列車、わからないこと





 『迷いの森/あの言葉の〜』を実施するために山形へ。標高150mに位置する盆地の6月は思ったよりも涼しく、朝晩は肌寒い。あの真夏の暑さからは想像が出来ない爽やかな季節。東北芸術工科大学は丘の上にあり、風がよく通り心地がよかった。3時間の授業では『迷いの森〜』の他に、自己紹介に代わる『わかならないことが何を教えてくれるのかな?』というやりとりも行った。一般的な自己紹介が、自分について他者に対して伝えるべきと自身で考える情報を与えるものだとすれば、僕たちが行ったことはそれとは趣の異なることに違いない。終えたときの奇妙な感覚と知り得たことについて、まだ整理出来ていないけれどそこには考えるべきがたくさんあるはず。今後に控えている物事にも影響を与えそうな経験だった。