2010-01-01から1年間の記事一覧

一緒にファイル展に参加していただいた作家のみなさん、どうもありがとう/ひさびさに会って話をしたり、川沿いで凍えたり、プラクティスのことを考えたり/毎年のこと、理由は定かではないけれど年末になればいつもソンタグの本を読んでいる気がする/みど…

depositors meeting

art & river bankで毎年行われ、たくさんのファイルが集まるdepositors meeting。今年は「藤村・内野」の名前で棚を設け、6組の作家のファイルを紹介させていただきます。お時間あればぜひお立ち寄り下さい。 /////////////////////////////////////////////…

『すべての火は火』より

『すべての火は火』(2010年)DVDより

授業、その他

12/3に6月に引き続き、尾北看護専門学校での市川氏の授業にゲストで参加させていただきました。今回はこれまで行ってきた『迷いの森』とは別の作品行為を学生のみなさんと行いました。行って初めて気がつく問題の数々。時に考え直したりしながらも、それでも…

Impossible Soul

Sufjan Stevensの"Impossible Soul" を何度も聴く。印象的な曲。移動中に何度か聴いていると、たいていのところには辿り着いてしまう(だって1曲で25分はあるのだから)。たいていの地球儀は抱えることが出来るサイズ。そこでの距離は手を広げたところ、端の…

友人でもあるアーティストの大沼洋美さんを訪ねるため、山形県の小国町へ。現地で滞在制作中の大沼さんは旧小玉川小中学校を舞台に様々な活動を展開させており、今回はその学校に寝泊まりさせてもらいました。何が出来るかな、とみんなで学校の中や冷えた登…

ご近所さんからいただいた煮付けが美味しいから、おおらかな考えごと。…… たぶん、あの人たちのことをビートルズと呼んだっていいのではないか?トリビュートバンドのライブを見ながら、そんなことを一瞬考えた。先日、真夜中の森の中で酔っ払った大勢の若者…

松戸の土曜日。まず、猫の爪を切りたくて何時間もやりとりしたけれど、うまくいかない。あの爪切りの形がいけないのだろうか。つぎに、小さな裏庭に出て長い間放って置かれた植物たちの調子を気にする。ひと月分の時間が過ぎるということに対しては「早い」…

カンボジアへ向かう方法は、カーツ大佐を捜すように川を上ること以外にもきっとたくさんあるはず。試しにL=F・セリーヌの作品を開いてみるのもいいかも。風邪薬にどこかへ連れていかれそうになって、すっころぶ。はずみで魂のゆくえも、すっころぶ。すっころ…

Summer Open 2010についての記事

Summer Open 2010 BankART AIR Programでの展示について http://artscape.jp/report/review/1220689_1735.html

大きく手を振り、その舟を見送る。小さな頃に買ってもらった大きな『はてしない物語』、裏庭の楓に南天を絡めて育てていたので『ファーブル植物記』、毎年のように春や秋に思い浮かべていた京都のガイドブック、そして自宅から見えていた風景を忘れないよう…

梯子を作るようなこと

たとえば、梯子を作って掛けるようなこと。あそこに窓があるよ、と長い梯子を用意すること。 高い場所からの景色を準備し、それを提供するようなことではなく、 梯子を昇ることを促すこと。それは時には足をかければ崩れてしまうような危ういものであったり…

『すべての火は火』 "SUMMER OPEN 2010"(BankART Studio NYK)

"SUMMER OPEN 2010"(BankART Studio NYK) 2010/07/30-08/5 『すべての火は火』(All fires the fire) 藤村豪・内野清香(Takeshi Fujimura・Sayaka Uchino)

『あの言葉の君はどこへ行ってしまったの?』 "SUMMER OPEN 2010"(BankART Studio NYK)

"SUMMER OPEN 2010"(BankART Studio NYK) 2010/07/30-08/5 『あの言葉の君はどこへ行ってしまったの?』(Where have you, who said it gone?) 藤村豪・内野清香(Takeshi Fujimura・Sayaka Uchino)

この映画が示した知り得ない世界を知ろうとする方法。形式の可能性が彼の眼差しと世界の痕跡の間を行き来していた。きっとみんなこんなふうに迷子になることもあるに違いない。色々なことを考えてしまった。リュミエール兄弟の撮った、よだれかけが風で揺れ…

部屋の片づけをしながら、山形からの連絡待ち。出窓のあたりが本棚になってしまったけれど、増えすぎた本はだいたい落ち着いてきたような…。最近の関心事を半年振りに開くノートに書き出したり、DVDを見たり。『温泉』はとても良い曲だ。 音声だけでいいのに…

オープンスタジオ期間終了。暑さの中、馬車道まで足を運んでいただきありがとうございました。そして、今回の作品制作に協力していただいた多くの方々には大きな感謝を。

『あの言葉の君はどこへ行ってしまったの?』について。これは展示されている本を開いて読んでいくと、いろんなことがわかりはじめたり、わからなくなったりするような作品でもあります。

本日よりオープンスタジオです。会期中は小さな展示も行っています。作品を調整しながらの展示になりそうですが、本日はお菓子で焚き火も燃えているようです(食べられるそうです)。お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。

Summer Open 2010

今週末から、BankART AIR Program "ARTIST in Studio 2010"でのオープンスタジオが行われます。 Summer Open 2010(オープンスタジオ) □日程:2010年7月30日(金)- 8月5日(木) □時間:11:30-19:30 □場 所:BankART Studio NYK □入場無料

意表を突く書き置き/お隣の山内さんからお借りしたという電動ドライバーの印象的な働きぶり/それに比べて、僕のPCに入っているFinal cutの不安定さときたら…/横浜からの帰り道に乗った東京に向かう電車が、折り返して大垣へ向かうムーライトながらの車両…

2010-07-21

『あの夏の子供たち』ミア・ハンセン=ラブとジョアン・タバラの作品が印象的だった/"Whatever will be, will be"となるところを"will do, will do"と思い込んでいた/なるようになってしまうことをなんとかしたい、抗いたい/忘れられるだけ忘れてしまう様…

モノラル

http://www.nobodymag.com/interview/pedro/index2.html

インタビュー

梅雨も明けたこの連休は制作の為にスタジオでインタビューを行いました。 ハルナちゃんとシオジも花火を見に行く途中でふらり遊びに来てくれました。花火はきっとBankARTからの方がよく見えたのでは…。参加していただいたみなさん、どうもありがとうございま…

お知らせ

みなさん、お元気ですか。僕は6月後半から愛知へ、横浜へ行ったり来たりを繰り返し、時には火を求めて森の中へも行きました。愛知へは2008年より市川、内野の両氏とともに行っている授業のために、横浜へは藤村+内野で参加しているBankART 1929のスタジオプ…

バシュラールからトリュフォー、蝋燭の焰。火の誕生についての神話。そこでの手や指のもたらしたものについて。そして、これから行うこと。並べればつながってしまうということは、よくあることなのかもしれないけれど。 「大きく手を振る」というのは自分が…

フンボルトの言葉を思い出しながら、火にまつわる世界各地の神話を読む。

雪崩のようにいろいろことが一度に迫り、飲み込まれてしまったことを、蓄えの時間としてせめて前向きに捉えてみようじゃないか。崩れた後ならば、道に迷うこともないのかもしれない。

一週間

謎に包まれた6時間の話し合い/時間の長さに比例しなくとも、そこまで時間を費やす意味がいつかわかればいいのだけど/進藤さんの新作には感心と謎がありました/他の作家の作品について誰かの何かが悪い時に必ずしもそれはその誰かだけに責任があるわけでは…