2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あるはずがないものをあるようにして、食べられるはずがないものを食べようとして、みんながんばりました。僕の要領の悪さときたら…。上手く仕上がっているといいのだけど。どうでしょう。 ・ 忘れたくない物事は、美しい木箱の中へ。 ・ 久しぶりに会う若い…

きみは長い仕事に疲れきって 

きみは長い仕事に疲れきって くりかえしくりかえし くどくど話す人だ 長いこと話す、骨おって話す だが忘れないでくれ、あれは ますますくたびれて 真実を話しているのだ。 『ブレヒト詩集』(長谷川四郎 訳 みすず書房、1978年)より

どこかのだれかのなにか

どこかのだれかのなにか。そのなにかをほかのどこかのだれかが含めば、それを少し損なって。それをまたべつのどこかのだれかが含めば、そのなにかの痕か、それともべつのなにかの兆しか。そのようなものをまとめてまるめてポケットの中へと。それをやがて取…

冬晴れの空に飛ぶはずがないものが飛び、それを大いに楽しんでくれたり、あるいは小さく驚いたりした人々には大きな感謝を…

ロメール

ロメールが過ぎ去った。この何週間か毎日のように彼のインタビューを読み、作品について思い返し、今日も週末の特集上映について話していたところにその知らせ。言葉を失ってしまう。自身が愛や恋を高らかに謳うようなことは決してせずに、その場所を眺め続…

НИИЗА

はじめの日、武蔵野線に乗って新座へ。 駅に着くと、男女が車で迎えに。とても小さくて古い車。 緑と青の間にある上品な色の車、薄い扉はロックをしないと走行中に開いてしまう、とのこと。 部屋に入ると、ひとりの男。ルーマニアの音楽が流れる中で、キムチ…