『風をつかむ』(7/8実施)について


『風をつかむ』
掖済会名古屋看護専門学校(名古屋)
内野清香、市川秀之、藤村豪


 7/8(水)に『風をつかむ』を愛知県の学校で行います。『あの言葉の君はどこへ行ってしまったの?』、『迷いの森』に続き、授業に参加する学生の言葉を端緒に考えられた行為です。




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 個人的にはこの行為のことを思い浮かべるときに「The answer, my friend, is blowin' in the wind, The answer is blowin' in the wind.」というよく知られた歌詞のことについても考えます。そこでは1950年代当時の様々な答えへの到達、その困難さについて歌われているようにも思うことが出来ます。
 しかし、この『風をつかむ』を行う中、参加者は自身が誰かについて書いたテキストや自身について誰かが書いたテキストが風の中を舞う会場で、ようやく手にした答え自体が、もはやそれを指し示す確かなものかどうかわからなくなりながら、それでもいま確かに何かを手にしている、というどっちつかずの奇妙な実感と向き合うこととなるはずです。