この映画が示した知り得ない世界を知ろうとする方法。形式の可能性が彼の眼差しと世界の痕跡の間を行き来していた。きっとみんなこんなふうに迷子になることもあるに違いない。色々なことを考えてしまった。リュミエール兄弟の撮った、よだれかけが風で揺れ…

部屋の片づけをしながら、山形からの連絡待ち。出窓のあたりが本棚になってしまったけれど、増えすぎた本はだいたい落ち着いてきたような…。最近の関心事を半年振りに開くノートに書き出したり、DVDを見たり。『温泉』はとても良い曲だ。 音声だけでいいのに…

オープンスタジオ期間終了。暑さの中、馬車道まで足を運んでいただきありがとうございました。そして、今回の作品制作に協力していただいた多くの方々には大きな感謝を。

『あの言葉の君はどこへ行ってしまったの?』について。これは展示されている本を開いて読んでいくと、いろんなことがわかりはじめたり、わからなくなったりするような作品でもあります。

本日よりオープンスタジオです。会期中は小さな展示も行っています。作品を調整しながらの展示になりそうですが、本日はお菓子で焚き火も燃えているようです(食べられるそうです)。お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。

Summer Open 2010

今週末から、BankART AIR Program "ARTIST in Studio 2010"でのオープンスタジオが行われます。 Summer Open 2010(オープンスタジオ) □日程:2010年7月30日(金)- 8月5日(木) □時間:11:30-19:30 □場 所:BankART Studio NYK □入場無料

意表を突く書き置き/お隣の山内さんからお借りしたという電動ドライバーの印象的な働きぶり/それに比べて、僕のPCに入っているFinal cutの不安定さときたら…/横浜からの帰り道に乗った東京に向かう電車が、折り返して大垣へ向かうムーライトながらの車両…

2010-07-21

『あの夏の子供たち』ミア・ハンセン=ラブとジョアン・タバラの作品が印象的だった/"Whatever will be, will be"となるところを"will do, will do"と思い込んでいた/なるようになってしまうことをなんとかしたい、抗いたい/忘れられるだけ忘れてしまう様…

モノラル

http://www.nobodymag.com/interview/pedro/index2.html

インタビュー

梅雨も明けたこの連休は制作の為にスタジオでインタビューを行いました。 ハルナちゃんとシオジも花火を見に行く途中でふらり遊びに来てくれました。花火はきっとBankARTからの方がよく見えたのでは…。参加していただいたみなさん、どうもありがとうございま…

お知らせ

みなさん、お元気ですか。僕は6月後半から愛知へ、横浜へ行ったり来たりを繰り返し、時には火を求めて森の中へも行きました。愛知へは2008年より市川、内野の両氏とともに行っている授業のために、横浜へは藤村+内野で参加しているBankART 1929のスタジオプ…

バシュラールからトリュフォー、蝋燭の焰。火の誕生についての神話。そこでの手や指のもたらしたものについて。そして、これから行うこと。並べればつながってしまうということは、よくあることなのかもしれないけれど。 「大きく手を振る」というのは自分が…

フンボルトの言葉を思い出しながら、火にまつわる世界各地の神話を読む。

雪崩のようにいろいろことが一度に迫り、飲み込まれてしまったことを、蓄えの時間としてせめて前向きに捉えてみようじゃないか。崩れた後ならば、道に迷うこともないのかもしれない。

一週間

謎に包まれた6時間の話し合い/時間の長さに比例しなくとも、そこまで時間を費やす意味がいつかわかればいいのだけど/進藤さんの新作には感心と謎がありました/他の作家の作品について誰かの何かが悪い時に必ずしもそれはその誰かだけに責任があるわけでは…

友人の

進藤環 「湿原の砂」LOOP HOLE 2010 年6月5日(土)-7月3日(土) 14:00-18:00 日・月・祝日 休廊 Opening Party 6月5日(土) 18:00- Cooked by: TEGUMI(ケータリングユニット) 「風景以前」 川久保ジョイ/進藤環/加藤友美子 新宿眼科画廊 2010年5月21日(金)-5…

深い眠り、ワンダーフォーゲルのバッジ、よくある話の向こう側、ブリオー、山、ヘッドランプ、ベケット、深い眠り、ベケット、辛いサラダ、打ち合わせ、TEAM ROCK、ベケット、ベケット… 「見ちがい言いちがい」は行きつくところのなさでも、なんでもなくて、…

going home still going home what's going on? 今日の午後のように風が気持ちよい日には、世界中のビールが飲まれたがっているような…。

窓枠

skypeで6月の予定について話し合い。「窓枠の為の窓枠はどうなの?」と言いがかりのように口にしたのは、ポップ・ミュージックとそれについての言説の閉塞が頭の中にあったせいかも知れない。そう言いながらも、そこに立って外が見えるのならばそれでもいい…

『新しい小説のために』

わが国のアカデミックな批評家たちーそして彼らに追随する多くの読者たちーの考えているような物語形式は、ひとつの秩序をあらわしている。この秩序は、じじつ自然的と規定することができようが、これはある確固とした体系、合理主義的で組織的な体系と直結…

世界中の夜に聞こえてくるのは

年明けから気にかけてきた舟をようやく見届けて。その厚さで沈まないことを祈りながらも、それでも次にすべきことに向けて気持ちは傾けつつ。風の強い海辺で友人の展示を見れば、継続するプロジェクトに感心して、会えなかった友人の東京から広島の4.5hを考…

三度目の『どんどん季節は流れて』/大江健三郎のインタビュー/多声/『成長するってこと』/ヴァージニア・ウルフ/晴れ渡る空/青い上着

朝に向かい、夜に帰る

所用のため、たどりつけば名古屋にひとり。 予定よりも早く着いたので、以前から気になっていたとても小さな本屋に立ち寄ると、親しい本との出会い。 今日は昨日の帰り道。そして夜には帰宅を。 また近いうちに行けたらいいのに、名古屋。そして山梨と神奈川…

かえるかわるがわる

さきがけの行き過ぎようとするその姿からは甘い香り。坂を上り下り、道なりに歩いていると、ぐるりと一回り。迷い道の最中では、色んなことに気がつく。きっといつもそう。花の名前を知りたい。聞いたことがあるような、ないような鳴き声に誘われて池に向か…

屋上から戻ってくると

屋上から戻ってくると、『胸いっぱい』、『ばらの花』、会場ではいろんな音楽が…。 「懐かしい曲だ」 「うん。でも、いつでも聴いている」 ひよしは、ひよし…、広いからたくさん歩ける。 Такафуми、Мори、次は山の上の待ち合わせですかね。

『胸いっぱい』

鎌倉に足を運べば、いつも晴れ渡る空、風は強い。 でも見たことがないだけで、晴れたり曇ったり、もちろん雨が降っている日もあるわけで。 いつもその間のどこか。自転車屋さん、リュミーエールの娘さん、おめでとう。

捜索

猫を探しているはずなのに、気がつけばカーツ大佐を探している。そういう夢を見た。ジャングルはどこにあるのか。開放されたグラウンドは…。焦ってはいけない。でも、必要な分だけは急がないと…。

ある友人が自身のアーカイヴから一枚のDVDを僕に手渡して、曰く「これで君も街道に戻るだろう」と。若かりし頃のジェフ・ウォールとよく似た髪型のビリー・クリスタルが走る映画。もはや街道に戻りはしないけれど、夜の間に忘れてしまうかも知れないけれど、…